~グロッサ・ラダンが倒せない~
25章
白嶺城にて魔族相手に籠城戦です。住民や兵士を助けつつ、何度もゲームオーバーしながら進みます。
第二部隊の初戦では、「ここは大丈夫」と兵士が言ったので、加勢するか少し悩みました。それでも結局「加勢する」を選択。人食い熊に勝った後で兵士からのお礼を聞いて、加勢して良かった…と、しみじみ思いました。
途中参戦するシキがいぶし銀の風格で2連勝してくれました。たった一人で。「腕は錆び付いた」とか言っていましたが…大剣技《懸待一致》のポジションレベル(アタック)が37もありますよ。
そして剣技《天落》はポジションレベル(アタック)45…!そのレベルに達するまでの道のりを思うと、もう敬服するしかない。
そしてグロッサと戦います。
グロッサは単独出撃なのに9人がかりの攻撃を物ともしません。
武力調停の破壊力がすさまじいです。アーシュラが(このときは前列でしたが)428のダメージを受けたときは思わず自分の目を疑いました。
あっという間に、9人全員が倒れてゲームオーバー。
……ん、ゲームオーバー??
驚きましたよ。とはいっても、倒せなかったことに驚いたわけではなくて。
「倒せること」に驚きました。
あまりにもグロッサの強さが圧倒的なので、“Game Over”の表示を見るまで、また勝てなくとも話が進むものだと思い込んでいました。
…勝てる気が全くしません、あのグロッサには。
秩序の石がなくなるまで再戦しましたが、グロッサに勝つどころか、彼の弱点すら分かりません。
それにしても、グロッサの戦い方は、相手をステータス異常にする、相手の攻撃力・防御力を下げるといったことをほとんどしない、直球志向ですね。
バイタルドレインを使うことは使うけれども、好んで使ってはいない印象を受けました。
野球の投手にたとえれば、変化球も投げられるけれど、ほとんど直球だけで勝ってしまうタイプでしょうか。
…グロッサは、野球のユニフォームは似合わないと思いますが。
とにかく、あれだけの力があれば小細工は必要無いのでしょうね。
うおお!腹立つ!グロッサってば何でそんなに…
…格好良いんだ!好きだ!
…出直します。
24章 寄り道
24章に戻り、打倒グロッサを目標に態勢を整えます。ついでにあちこち寄り道します。
雪の世界のペンギン洞に行くと、ロビンスが一緒に来てくれるようになりました。
戦闘でマシンガンフリッパーを使うとき、足音は、ぴぴぴぴっ、と高くてキュートなのに、ヒレで敵を連打する音が、ガンガンガンガンガンガン、ズドガアァン!とえげつないです。ペンギン体術恐るべし。
そんなロビンスですが加入したときは、「ロビンスはすぐペンギン洞に戻るんじゃないか」と思ってしまいました。
「話を聞いて血が騒ぎ出した」という軽い理由で付いてくるのだから、軽い理由で離れてもおかしくない。
ロビンスも、ペンギン洞を出る前に「しばしの別れ」と言っていたし。
しかし、方舟で休んでも、あちこち連れ回しても、何度水魔と戦っても、ロビンスがペンギン洞に戻る気配はありません。
…ロビンス、もしかして本気でグロッサと戦う気か…!!?
いいのか!?
何だかんだ言って、アデリーもジェンツーもマカロニもケープもきっと心配しているぞ!
目立てるかもしれんが、相手は、武力調停の一閃であっという間に全滅させてくる魔族の至宝だぞ…!?
そうこうしているうちに、タレントがたまり、HPもSPも技のポジションレベルも上がっていきます。
…ロビンスは、本気でグロッサと戦ってくれるんだ。
そう思えるようになるにつれ、じわじわと喜びが大きくなっていきます。
武器無しでも水魔とやり合える彼がいれば、あのグロッサに勝てるかもしれない。
…真っ暗な道を迷いながら歩いていた所に、ゆっくり一条の光が射したかのようでした。
25章 力押しのリベンジ
さて、ギルドレベルも上がりましたし、みんな強くなりました。何よりロビンスも加わってくれたので、もう一度白嶺城でグロッサに挑みます。部隊編成は以下です。
第一部隊:ガリル・アーシュラ・レンツォ・バルバローザ・ロビンス
第二部隊:ジーン・レイチェル
第三部隊:ティギー・ビビアン・イグナス
住民や兵士を助けつつ、順調に妖魔達を倒し、屋根上でグロッサを迎え討ちます。
ガリルはラフネックからメガヒットを繰り出し、レンツォはライトソードxpでブッチャー斬り。
バルバローザはロストアクスをぶん回してヘルレイジ。ロビンスは、まず勇気のはばたきで、みんなを元気づけてからのマシンガンフリッパー。
アーシュラが守りの印と癒やしの印で4人を助けます。
ガリルがイグニッションに突入し、初のリーンフォースを発動!
グロッサ相手に、5人で3796のダメージを叩き出してくれました!き、気持ちいい…!
しかし、その後、武力調停でバルバローザ以外が気絶。残ったバルバローザが2ndイグニッションに突入!バルバローザのハードピックが決まり…
…とうとうグロッサが膝をつきました……!!!!
…勝ってしまったのか。あのグロッサに。
嬉しいは嬉しいのですが、なぜか「グロッサが負けた」という現実を信じきれません。
不思議な気持ちでいると、退こうとしないグロッサへビビアンが語りかけます。
魔族の至宝とエスメロード家令嬢のやりとりは、敵同士だというのに優美です。
グロッサのビビアンへの二人称が「貴女」というのがまた、敬意にあふれていますね。
ビビアン達の言葉に心を動かされたのか、ルージェと共に引き上げていくグロッサ。また会いそうな去り方に、「ここで終わる相手じゃない」と感じられて安心してしまいました。
また会おう、グロッサ。
さて、今まで入れなかったユキハの寝室に入れるようになったので、失礼して探りを入れます。
…すると、紐編みニーハイが出てきました。屏風の影から。
売っている装備が軒並み和風な白嶺城で、なぜか紐編みニーハイ。
ユキハも、おしゃれをしたい年頃ということかしら。もしかして、誰かにもらったのかしら。失敬しちゃってごめんね、ユキハ。
そして、方舟で宴が開催されます。
盛り上がるレイチェルとイグナス。
見たところ、イグナスは過去最高にハイテンションです。
彼はイグニッションの時に「テンション最高潮ー!!」と言いますが、あの言葉が嘘になった可能性が生じました(`・ω・´)
レンツォが弾いている楽器は何でしょうか。彼はファッションだけでなく言動もおしゃれですね。
ロビンスは食い道楽。うんうん、たくさん食べてね!
ティギーがジーンにツッコみまくっています。
結局、彼は味方なのか、味方っぽいことしてるだけなのか、と。
…それ聞いちゃうんだ。さすがティギー。
ジーンと、彼に対して以前「魔族の手先」と言ったバルバローザが一緒にテーブルを囲んで談笑しているのが感慨深いです。良かった。
イグナスがハメを外しているのに対し、宴の席でもビビアンはどこか理性的に見えます。
宴をやろうと言い出したのは彼女なのだし、もっと楽しめばいいのに。
…「強い感情を律することは、常に正しいわけではないのかもしれない」
と言いながら、彼女自身は感情を律しているように見えます。
グロッサとまた戦うかもしれないことや、フォース・ギアを破壊すること、
その先に待つことを思うと苦しくて、はじける気になれないのでしょうか。
それから、ぽつんと一人で空を見上げていたアーシュラに話しかけます。
元気付けるつもりでしたが、逆に彼女のほうが、ガリルの気持ちをすくいあげてくれます。
きっとアーシュラは、閉鎖美術館でのことも、ワイアットのことも全部を含めて、
悔やんだり自分を責めたりしないで。
と言ったのでしょうね。
彼女も辛いのでしょうけれど、それでもきちんと前を向いて進むアーシュラの意志は、まぶしく尊いです。
スヴァルナにいた頃から変わらず、彼女は強い。
雨の都で流れていた曲に良く似た、美しい旋律に浸りながら、色々なことを思い出します。
そういえば、スヴァルナでこのお話が始まったとき、空を見ていたガリルを探しに来たのはアーシュラでしたね。
ねえ、アーシュラ、ガリル。あの時から私の願いは変わりませんよ。いや、あの時よりも深くなりました。
「いつかちゃんと青い空の美しさを見てもらいたい。天命のふたりに。」
遠くで火が燃える音を聞きながら、改めて、そう胸に刻みました。
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